0件 お気に入りに追加する 手掛けた会社情報へ リフィオ木場公園 - 店舗・施設情報 業種 住宅(マンション・アパート) 設計・施工範囲 建築デザイン設計 内装デザイン設計 施工前の物件状態 スケルトン 地域 東京都 竣工日 2050年1月1日 設計・施工費(税込) 1万円 この店舗・施設を手掛けた会社からのメッセージ 清澄白河駅と木場駅のちょうど中間あたりに位置する木場親水公園に面した賃貸集合住宅の一室のリノベーションである。 バルコニーに出ると、眼前に水場が、奥には木場公園が望める、とても気持ちの良い場所であった。専有面積は35㎡で一人暮らしには少しゆとりのある大きさであったが、この条件を好意的に捉えポストコロナのテレワーク需要も考慮し、暮らしの場/仕事の場の両立を目指した。 35㎡というと、仕事の場を切り分けるために2部屋とするには少し小さいように思えた。そこで、部屋中央に収納やキッチンを収めた箱状の家具をL型に積み上げたコアを形成し周縁部のスペース有効に使うことで、一部屋の中に距離を伴った2つの場所を設けた。 親水公園側をワークデスクなどを設えた仕事の場、もう一方のL型に囲われたスペースを暮らしの場とし、それらを繋ぐ動線空間は幅広にすることで、各々の場の延長としても使えるような計画とした。 またこれらは、家具工事によって行われることによって、仕上げ精度の確保や工期短縮にも寄与している。 出来上がった住戸は、建具によってではなく、動線の長さによって場を切り替えることで、同じ部屋の中にオンとオフ、すなわち暮らしの場と仕事の場をシームレスに共存させた、ポストコロナ時代における、ひとつの住まいのモデルとなったのではないかと思う。 会社情報 非公開 戻る
清澄白河駅と木場駅のちょうど中間あたりに位置する木場親水公園に面した賃貸集合住宅の一室のリノベーションである。
バルコニーに出ると、眼前に水場が、奥には木場公園が望める、とても気持ちの良い場所であった。専有面積は35㎡で一人暮らしには少しゆとりのある大きさであったが、この条件を好意的に捉えポストコロナのテレワーク需要も考慮し、暮らしの場/仕事の場の両立を目指した。
35㎡というと、仕事の場を切り分けるために2部屋とするには少し小さいように思えた。そこで、部屋中央に収納やキッチンを収めた箱状の家具をL型に積み上げたコアを形成し周縁部のスペース有効に使うことで、一部屋の中に距離を伴った2つの場所を設けた。
親水公園側をワークデスクなどを設えた仕事の場、もう一方のL型に囲われたスペースを暮らしの場とし、それらを繋ぐ動線空間は幅広にすることで、各々の場の延長としても使えるような計画とした。
またこれらは、家具工事によって行われることによって、仕上げ精度の確保や工期短縮にも寄与している。
出来上がった住戸は、建具によってではなく、動線の長さによって場を切り替えることで、同じ部屋の中にオンとオフ、すなわち暮らしの場と仕事の場をシームレスに共存させた、ポストコロナ時代における、ひとつの住まいのモデルとなったのではないかと思う。