クリニックの内装デザインを手がけたおすすめ業者5選

クリニックの内装デザインで気を付けるべきこと

クリニックの内装デザインは患者さんの満足度や、従業員の働きやすさにも影響を与えます。内装を考える際は以下のポイントに注意してみましょう。

1.清潔感を保ちやすい素材・形状を選ぶ

クリニックの清潔さは、患者さんの安心感につながります。そのため、清掃がしやすい素材や形状を選ぶことが大切です。たとえば、床は水や汚れに強く、掃除機をかけやすい平らなものがおすすめです。
壁は、汚れが目立たず、カビが生えにくい素材を選ぶと良いでしょう。照明器具や家具も、シンプルなデザインのものを選べば掃除がしやすくて衛生的です。

2.安全性を確保する

クリニックは体調の悪い人や妊婦さん、歩行の困難な人なども訪れますので、多くの人にとって利用しやすく安全な環境であることが重要です。

床はラバーなど滑りにくい素材を選び、段差をなくす、手すりをつけるなどして安全確保に努めましょう。注射針を落としても見つけやすい色の床材にすることもクリニックならではのポイントです。
また感染対策として、抗菌加工の施された壁紙や家具も有効です。

3.リラックスできる色使い

クリニックの待ち時間は、患者さんにとって負担となることもあります。待合室の色使いを工夫することで、少しでも快適に過ごせる空間を提供することができます。

白やパステルカラーは清潔感があり、明るく開放的な空間を演出します。小児科や産婦人科など、女性が多く訪れるクリニックでは特に好まれます。ただし、汚れが目立ちやすいため、清潔に保つことが何より重要です。
グリーンやブラウン、ベージュなどのアースカラーは、自然な温かみと落ち着きを与える色。どなたにも好まれやすいため、すべての診療科で使いやすいでしょう。
ブルー系は清潔感や信頼感を与える色ですが、冷たすぎる印象にならないような工夫が必要です。

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4.プライバシーへの配慮

デリケートな内容を取り扱うクリニックは、プライバシーへの配慮が求められます。壁や天井に吸音材を使用し、診察室内の会話が外に漏れないようにしっかりと遮音しましょう。
窓がある場合はブラインドやカーテンを使って外部からの視線をカットします。

待合室で患者さん同士の視線がぶつからないようにソファを配置したり、パーティションを設置するのも有効です。診察室への動線は患者さん同士がなるべく顔を合わせずに移動できるように設計しましょう。

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5.患者さんやスタッフの動線を考慮した設計

クリニックでは患者さんが使用する「患者動線」と、従業員が使用する「スタッフ動線」の両方を意識してレイアウトを考えましょう。

患者動線は具合の悪い人が使うことを想定し、車いすでも移動しやすい広々とした動線を確保します。初めて来院した方にも一目で何がどこにあるのかわかりやすく配置することも大切です。
スタッフ動線は、スタッフが無駄な動きをしなくても業務を行えるように十分に検討します。患者動線とスタッフ動線が重なる場所は極力減らし、お互いがスムーズに動けるように配置しましょう。