0件 お気に入りに追加する 手掛けた会社情報へ UPTOWN STORE - 店舗・施設情報 茨城県 業種 美容院・美容室・理容室 設計・施工範囲 建築デザイン設計 内装デザイン設計 地域 茨城県 竣工日 2050年1月1日 設計・施工費(税込) 1万円 この店舗・施設を手掛けた会社からのメッセージ 住宅街にある、公園と対面した美容室の計画である。 100㎡超の大きさに対し、アシスタントを雇わずスタイリストの夫婦2人で使う空間とし、セット面が2面という要望であった。 そのため、空間を効率的に使う都市型ヘアサロンの真逆をいき、スペースを贅沢に使うことができたが、その大きさがゆえに、外周部は明るいが奥は暗く湿っぽい雰囲気が漂っていた。 外周部のRC壁に仕上げとして鏡を配し窓と並置することで、奥まで光を届かせ、それぞれに奥行きのある開放的な立面をつくり出した。 プランニングの段階でオーナー夫婦が考えていたことは、「各々が独立したスタイリスト」ということで、同じ店内にいながらもセット面では客とスタイリストの1対1の関係性を大切にしていた。 そのため、外周部の仕上げとした鏡をセット面とし、あえてそっぽを向いて互いに距離をとりながらレイアウトし、什器としてではなく建築としてのセット面を設えた。 什器や照明は空間の広がりを遮らず、より空間に馴染むことを狙い、パンチングメタルやアクリル、ガラスなど透過性のある素材を用いた。 外部から見える断片的な店内と、内部から見える開放的な立面のギャップによって、髪を切るという行為を非日常的な体験として、ドラスティックに演出することができたのではないかと思う。 会社情報 非公開 戻る
住宅街にある、公園と対面した美容室の計画である。
100㎡超の大きさに対し、アシスタントを雇わずスタイリストの夫婦2人で使う空間とし、セット面が2面という要望であった。
そのため、空間を効率的に使う都市型ヘアサロンの真逆をいき、スペースを贅沢に使うことができたが、その大きさがゆえに、外周部は明るいが奥は暗く湿っぽい雰囲気が漂っていた。
外周部のRC壁に仕上げとして鏡を配し窓と並置することで、奥まで光を届かせ、それぞれに奥行きのある開放的な立面をつくり出した。
プランニングの段階でオーナー夫婦が考えていたことは、「各々が独立したスタイリスト」ということで、同じ店内にいながらもセット面では客とスタイリストの1対1の関係性を大切にしていた。
そのため、外周部の仕上げとした鏡をセット面とし、あえてそっぽを向いて互いに距離をとりながらレイアウトし、什器としてではなく建築としてのセット面を設えた。
什器や照明は空間の広がりを遮らず、より空間に馴染むことを狙い、パンチングメタルやアクリル、ガラスなど透過性のある素材を用いた。
外部から見える断片的な店内と、内部から見える開放的な立面のギャップによって、髪を切るという行為を非日常的な体験として、ドラスティックに演出することができたのではないかと思う。