街並みの風景を取り込んだカフェ - 海外のカフェ・パン・ケーキのデザイン施工事例

中国天津市のショッピングモール内にある無印良品中国旗艦店の設計をさせていただきました。
“市場の賑わい”　“中庭での休息”　“家での家族団欒”を各1F(Café&meal)、2F(売場)、3F(売場)の空間のテーマとし、今も昔も変わらない豊かな暮らしの一場面が垣間見えるような“優しいお店”であることが、天津の街、人々にフィットし、永く受け入れられるお店として相応しいのではないかと考えました。1Fから3Fにかけて外の賑やかな環境から徐々に家の中の暖かい空間に入っていくようなイメージでデザインを構成し、フロアで区切られた3層を繋ぐストーリーとしています。1Fでは天津の街並みの中で随所に見る、中国の古き良き文化と西洋文化とが交差する風景の一部を切り取り、床や壁に様々な色のレンガタイルや石材を混ぜ込んで使用することで、街と店舗を緩やかに繋ぎ、そこから2F、3Fにかけて土や木の自然素材を増やしていくことで、暖かい家の中に入っていくイメージを強める効果を狙っています。各フロアに、本を読みながらくつろげる場や、子供と一緒に遊べる場、IDEEの家具を体験しながらお茶を飲める場を店舗の中心に置き、そこに様々なインスタレーション、アート、ディスプレイ、商品を展示することで、お客様が食事をしたりショッピングをするだけでなく、このお店に訪れること自体が目的となり、新たな発見であったり刺激を受け、MUJIの世界観を体感できる特別な場となること目指しました。