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記事の監修・執筆者:古川原
内装工事は頭を悩ませるポイントです。店舗差別化のため内装にはこだわりたい、しかし内装工事は高額になりがちで予算面が不安、という方がたくさんいらっしゃいますので、今回は内装工事の内訳や費用についてまとめていきたいと思います。
初期コストとなる内装工事の費用をできるだけ安くするコツもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
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1.内装について考える前に
基本的ではありますが忘れてしまいがちなことなので、初めに書いておきます。
店舗の内装工事は、先に予算を決めておくことが非常に大切です。
ご自身が用意できる金額と、その中で内装工事にかけられる予算をあらかじめ決めておく。これがとても大事です。
店舗デザイナーや設計事務所、内装業者の選定にあたってついて回るのが金額。初めに明確な予算組みをしておかず、見積もり段階で心が揺らいだり、内装工事が進む中で予算オーバーする方が多いです。迷ってしまうと思いますが、強い心で予算をはっきりと決めておきましょう。
2.内装工事の費用内訳
居抜き物件かゼロスタートのスケルトンかで異なりますが、ここではスケルトンの場合をご紹介します。
店舗の内装工事は、大きく分けて次の3種類の費用がかかります。
設計費用、デザイン費用
内装のデザイン、工事に必要な設計など、言わば企画進行のエリアです。適正に工事が行われているかをチェックする監理も、ここに入ります。
内装・設備工事費用
実際の内装工事にかかる費用ですね。配管、電気、ガス、水道、床、壁、天井などなど、非常に多くの工事が含まれます。
設備機器、什器、美品購入費用
飲食店なら厨房設備、美容院ならスタイリングチェアやシャンプー台、エステサロンなら施術用チェアや美容機器など、業種により必要な設備機器を揃える費用です。場合によっては工事を必要とするものもあります。
3.内装工事費用を安く抑えるコツ
内装工事のコストを抑えたいのは本音だと思いますが、安さを追い求めて安全性を犠牲にしたり、気に入らない内装になってしまうことは避けたいもの。
では、内装工事費用をどうすればできるだけ安く抑えられるのでしょうか。いくつかコツがありますので、項目ごとにご紹介します。
予算の80%程度で見積もりを取る
初めに予算を立てたと思いますが、予算上限の金額ではなく、8割程度の金額で業者見積もりを依頼するのが1つめのコツです。
予算にゆとりを持たせておくことで心理的な余裕が生まれ、柔軟かつ建設的な内装計画を進めていくことができるようになります。見積もりを高く変更するのは簡単ですが、安くするのは困難ということも覚えておきましょう。
また、内装工事に追加や遅れが発生した時も、予算のうち2割をバッファとして残しておくことで焦らず対応できます。
変更することもためらわない
希望の内装が予算に合わない、しかし実現したい。そんな時、安価な代替案で理想を叶えられるケースは結構多いものです。
こんな内装にしたい、という希望はブレずに持っておいて、安価な素材や手法へと変更することも視野に入れておくことで、コストを抑えつつ希望へ近づけていきましょう。
しっかりと話し合って良い関係性を築けていれば、業者側から内装工事の提案をしてくれることもありますよ。
業者見積もりは複数取る
相見積もりを取ってコストを抑えることは皆さん馴染みがあると思いますが、意味合いとしてはそれだけではありません。業者によって得意分野が異なるので、同じ内容で内装工事の見積もりを取っても金額が変わることがある点に目を向けてみてください。
なかなか複数の業者に直接連絡をしてやり取りを並行させるのは手間ですが、当サイトでは1度希望を提示することで、複数の業者から楽に見積もり提案を受けることができます。
自分では探しきれない出会いも期待できますから、ぜひ案件を登録してみてください。
まとめ
内装工事費用の内訳や、費用を安く抑えるコツをご紹介しました。
店舗の内装はダイレクトに集客、人気に関わってくる非常に大切な要素。できるだけ無理をせず、ご自身の理想となる店舗を実現できるよう、ご紹介したポイントを抑えながら計画を立てて進めていきましょう。
店舗設計施工.com
記事の監修・執筆者
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株式会社ライフワン 古川原
保有資格:
・2級建築士/
・第2種電気工事士/
・一般建築物石綿含有建材調査者/
・石綿作業主任者店舗設計施工.com運営担当の古川原です。施主様、店舗デザイン・内装工事・建築工事会社様にも満足いただけるよう皆様をサポートさせていただきます。
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