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記事の監修・執筆者:古川原
人気店だと聞いてお店に向かったけど、店舗の入り口が残念だと入るのを躊躇してしまいますよね。反対に、通りすがりで思わず足を止めてしまほど外観デザインが素敵なお店もあります。
店舗の入り口や外観のデザイン(ファサード)は集客に大きな影響を及ぼすもの。思わず入りたくなるような入り口・ファサードづくりのコツをまとめました。
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1.ファサードとは
ファサードとはフランス語に由来する言葉で、一般には建物正面のデザインのことを指します。ですが店舗におけるファサードには、建物正面のデザインだけでなく、のれんや看板、植木、照明なども含まれます。
人もお店も、第一印象を決めるのは外見です。店舗のファサードや入り口は、お客様の目を止めたり、直感的にどのようなお店なのかを伝えたりする役割を担っています。
このお店はどのようなコンセプトで営業していて、どのような商品やサービスを提供しているのかを店舗入り口・ファサードでうまく伝えられていないと、集客やリピート客の獲得は難しいでしょう。
2.店舗入り口・ファサードのデザインを考える上で大切な5つの条件
思わず足を止めて中に入りたくなる魅力的な店舗入り口・ファサードは、以下のポイントを意識してデザインすると良いでしょう。
1.遠くからでも目に止まる
2.どんなお店なのかが直感的に分かる
3.店内の様子が見える
4.周辺環境と調和している
5.メンテナンスが行き届いている
2-1.遠くからでも目に止まる
通りを歩いている人に、10メートル先からでもお店の存在に気付いてもらえる店舗入り口・ファサードのデザインにすることが大切です。
看板をお客様の視線上に設置することや、遠くからでもパッと目につくようなものを店舗入り口に置くと良いでしょう。
たとえばステーキ店なら大きな肉のオブジェを飾ったり、魚介が美味しいレストランなら海を連想させる青で外壁を塗ったりといった、お店の業態が一目で分かるようなアイキャッチ、デザインが効果的です。
2-2.どんなお店なのかが直感的に分かる
お店のコンセプトや商品・サービスと、店舗入り口・ファサードのイメージは統一させておきましょう。渋い佇まいのお店なのに、売っている商品はカジュアルなイタリアンだとしたら、ちぐはぐな印象を受けますよね。
ギャップがウリになることもありますが、できれば入り口・ファサードも合わせた方が、お客様も迷いなく入店できるはずです。
お店のコンセプトがひと目で伝わるように、外観デザインだけでなく看板やのれん、照明にいたるまで一つの統一された世界観を作り出すことが大切です。
2-3.店内の様子が見える
店内の様子を外から見ることができないお店は入店のハードルが上がってしまいます。大きな窓を設置する、入り口を広めにとる、全面ガラス張りにするなど、できるだけお店の中の様子が外からでも見える店舗入り口・ファサードにしましょう。
2階以上に店舗がある場合は、店内の写真をビルの入り口に飾るのも効果的です。お客様に安心感を与え、入店を促します。
2-4.周辺環境と調和している
自分のお店が目立ちたいばかりに、周辺環境とまったく合っていないデザインの店舗入り口・ファサードにしてしまうと、そこだけ浮いた存在になります。目立つのは良いことのように思いますが、周辺の街並みに溶け込むデザインにすることも、長く愛されるお店にするためには必要です。
お店単体で入り口・ファサードのデザインを考えるのではなく、周辺の景色や環境も意識してデザインするのがおすすめです。
2-5.メンテナンスが行き届いている
どんなに素敵な外観デザインでも、メンテナンスを怠ると台無しです。店の前に落ち葉が溜まっていないか、看板の文字は読めるか、のれんは色あせていないかなど、日々のメンテナンスはもちろん、定期的にメニューのデザインを変えたり、季節の花を植えたりして変化をもたらすことも大切です。
まとめ
店舗入り口・ファサードのデザインはお客様が入店するかどうかを判断する大切な要素。また、外観を写真に撮ってSNSなどにアップしてもらった際にも、写真映えするファサードであれば新たなお客様を呼び込むきっかけになります。
魅力的なファサードをデザインして、集客に役立てましょう。
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記事の監修・執筆者
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株式会社ライフワン 古川原
保有資格:
・2級建築士/
・第2種電気工事士/
・一般建築物石綿含有建材調査者/
・石綿作業主任者店舗設計施工.com運営担当の古川原です。施主様、店舗デザイン・内装工事・建築工事会社様にも満足いただけるよう皆様をサポートさせていただきます。
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